2025年3月「一社海のほとり玉乃井」が所有・運営している旧玉乃井旅館が国の登録有形文化財に正式に登録されました。
おめでとうございます!素直にうれしいですね。
築100年超の木造建築。旅館という用途上増築・改築を繰り返し津屋崎の繁栄と衰退等まちの記憶や人々の記憶が刻まれた建物。海岸線沿いに何棟も建っていた木造旅館も残っているのは旧玉乃井旅館だけです。よく残ってきたなあというのが本音で、というのも私が最初に訪ねて行った時の建物の状態は至る所雨漏りして手入れも行き届いていない状況でどこから手を入れたらいいのかわからないほど悪い状態でしたので国の登録有形文化財に登録されるとは。周りではスクラップアンドビルドが繰り返される時代の中で変わらず建ち続ける旧玉乃井旅館。痛みも激しくお金もないのに残ってきている玉乃井の生命力と包容力からはこれからの時代を生きていくうえで大切なものを教えて頂いているような気がします。生前中に安部文範さんが、若い人たちが少しづつ集まり玉乃井が息を吹き返していく状況を目の当たりにして「玉乃井は法隆寺よりすごい」と語った言葉が忘れられないです。愛される力が物事を残していくということを私たちは玉乃井を通して繋いでいきたいと思います。